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自律神経を整えるには|神奈川の自律神経専門施術院ここから

2020/04/05

〜自律神経は乱れない〜

自律神経を整えるということ

 

最近、自律神経を整えると言う記事や本を見かけます。

自律神経ということが広まってきたことはとても良い事だと

思っている一方で、

 

 

「自律神経が乱れる」「自律神経を整える」

という言葉が先行してしまっていることに

違和感を感じています。

 

 

少し自律神経についてお話ししたいと思います。

 

 

そもそも自律神経とは何なのでしょうか?

 

世に出ている自律神経の情報は、

・交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)がある。

・コントロール出来ないもの(呼吸では可能)

・交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまって、切り替えがうまくいかなくなってしまうことが問題。

と言う解釈までは良いと思います。

 

 

しかしこれだと、

自律神経自体のバランスが崩れてしまっている、

という認識になってしまいます。

 

さらに自律神経は一般的にコントロール出来ないと

言われています。

 

「コントロール出来ない自律神経が壊れてしまった!」

「どうしたらいいんだ!?」と

なってしまうわけです。

 

 

そこで自律神経はどこから出ているのか、

という視点が大事になってきます。

 

 

自律神経は、

呼吸や心拍など生命に関わる脳の一番内側の脳幹から出ています。

 

自律神経は、あくまで”神経”です。

自律神経自体が独自で働いているわけではありません。

自律神経を働かせているのは、”脳”なんですね。

 

 

自律神経は脳から出て、体へめぐっている神経です。

脳と体を結ぶ電線なのです。

 

 

つまり、

脳の状態を体に伝える役目

自律神経という神経なんですね。

 

 

自律神経失調症というのは、自律神経自体がバランスを崩しているわけではなく、

その大元の脳のバランスがアンバランスになっているということなのです。

 

 

では、

脳のアンバランスとは何なのでしょうか?

 

 

脳は反応の臓器です。

 

何らかの刺激があって、反応するのが脳です。

 

その刺激が偏った刺激だと、脳は偏った反応をし始めます。

 

トラウマや恐怖症

自己否定、自信がない、などの思い込み

体の偏った使い方による、ゆがみからくる偏った脳への刺激

偏った食事による偏った栄養状態

 

 

このように、私たちに入ってくる刺激は全て脳へ伝わります。

 

その刺激を脳がどのように解釈するかで、脳からの自律神経への指令は

変わってくるのです。

 

 

本来自律神経は乱れません。

 

自律神経は素直に脳からの指令を体に伝えているだけです。

 

 

脳への刺激とその刺激の解釈次第で脳の反応は変わるのです。

 

そして、自律神経の働きも変わる、ということです。

 

 

自律神経を整えるには、

脳の反応を変えることです。

 

その脳の反応を変えるには、

 

①体の状態を変えること。

②物事の解釈を広げること。

③栄養状態のバランスを取ること。

 

これらの3つがポイントになります。

 

 

また、

自律神経に良いことはその人によって違う

ということも知っておく必要があります。

 

 

その人にとって

体も解釈も必要な栄養も異なるからです。

 

 

一般的な自律神経に良い、とされているノウハウは

広く一般的に良いものとしての情報です。

 

 

その人にとってより大切なことは、

体と心、生活状況などを省みることなしには

明確になりません。

 

 

ネットや本などの情報でもなかなか体調が良くならない方は

やはり、専門家に相談することをおすすめいたします。

 

 

現在も自律神経失調でお困りの方や

ご家族や友人の方など周囲の方にも

参考になれば幸いです。

 

 

それでは、

お大事になさってください。