脊柱管狭窄症と診断されて、長く歩けない方へ
- 病院で脊柱管狭窄症と診断されたけど、痛みが取れない方
- 整形外科で腰の牽引など処置を受けても、痛みが続いている方
- 整体での施術、クイックマッサージなどでも痛みが取れない方
- 痛み止めなど、なるべく薬を服用したくない方
- 手術は避けたい方
- コルセットでなんとか過ごしている方
当院でも、こんなお悩みの患者さんが、よくいらっしゃいます。
当院で行っている、筋元整体(筋肉を自然な状態に戻す整体)を受けられた方は、多くの場合、痛みなく歩けるようになるケースが多いですので、是非ご来院を検討ください。
今まで長く痛みが取れなかった方にとっては、1回〜2回の施術で痛みが取れることが、信じられない方もいらっしゃると思うので、実際の症例を、お話ししようと思います。
筋元整体で脊柱管狭窄症が痛くなく歩けるようになった症例
その方は、還暦で仕事を納めて、家であまり動かなくなってから、10分も歩くと太ももから下に痛みとしびれが出てくるようになってきました。
MRIの結果は脊柱管狭窄症と言われ、ブロック注射を何回かやったけれど、なかなか痛みが良くならない状態での来院でした。
現状で困っていたことは、最近では続けて5分も歩けなくなってきたことが辛いとおっしゃっていました。
「あちこち行ったけどよ、よくなんねぇんだよ」と半ば諦めているような様子をよく覚えています。
早速いつものように検査から入ります。
- 背中が伸びない
- 前かがみも硬い
- もちろん後ろに反ると痛い
- バンザイも60度までが精一杯
- 上を向くのは45度
やはり病院での診断通り典型的な脊柱管狭窄症の特徴です。
ご本人いわく、元々体は硬いけれどここまで硬くはなかったそう。
ベッドに寝てもらうと、しっかり左右差が表れていました。
- 骨盤の傾き
- 足の長さの違い
- 股関節の可動域の違い
- 肩の可動域の違い
- 筋肉の張りの違い
これらの左右差の違いに加えて、体の前側(腹筋など)と後ろ側(背中の筋肉)の前後のアンバランスもありました。
ご本人にも体の状態を確認してもらって施術に入ります。
ゆっくりと膝、股関節を動かしながら骨盤の傾きを整えていきます。
お腹、肩と優しく施術を進めます。
ここまでで一度立ち上がっていただいてチェックです。
すると、前かがみ、後ろに反る動きが出ています。
「どうですか?」と訊くと、
「少しいいみたいね・・・」というが、まだ表情が晴れない様子。
ここで一つエクササイズをしてみると、、、
「どうですか?」
「おっ!またいいね!」と今度は表情も明るい。
ここでもう一度横になってバランスを見てみると、
- 骨盤OK
- 足の長さOK
- 股関節も柔らかく
- バンザイも左右ピタリ一緒
- 筋肉の張りもOK
これでも十分成功ですが、ここで終えてしまうと戻ってしまう可能性が非常に高いんですね。
なぜなら、頭の位置が重要だからです。
最後に首、頭の調整をすると、さらに安定します。
この状態で、
「10分ほど歩きにいきましょうか」
と一緒に歩きにいきます。
スタスタと歩き始めていました。
「普段歩くのは早いんですね!」というと、
「そうなんだよ、今んところ調子いいね!」
歩くスピードが早かったので10分弱で帰ってきてしまいましたが、
最後まで同じ歩き方で帰ってこれました。
「久しぶりに普通に歩けたね〜」と嬉しそうです。
二つのエクササイズをお伝えして、1回目終了。
次回は5日後に来院。
来院してくる様子を見ていると、歩いてきた様子。
「家から歩いてきました?」
「そうそう、調子いいよ!!20分くらいは大丈夫かな」
「20分以上はまだ痛み出ますか?」
「いや、まだそこまで歩いてないんだ」
というので、まだ怖さがある様子。
もう一度体をチェックしていきます。
体の左右差はキープできています。
関節の動きも大丈夫。
座って前かがみでいることが多いので脚と肩甲骨、首にアプローチします。
最後に全身の神経の働きを良くして、引き続きエクササイズを続けていけば少しづつ歩く時間を伸ばしても大丈夫とお伝えして2回目終了。
以降は2週間後もOK。
4週間後もOK。
今では定期的に月1回メンテナンスを続けています。
この方は典型的な脊柱管狭窄症のケースだったと思います。
年齢を重ね、筋肉が動かなくなると背骨を含む色々な関節が固まってきます。
次第に痛みが現れ、さらに動かなくなるという悪循環に陥ります。
この悪循環を抜け出すことができれば、この方のように歩けるようになるケースが多いのです。
筋元整体が脊柱管狭窄症に効果的な理由
では、なぜ当院の筋元整体が脊柱管狭窄症に効果的なのかをご紹介していきます。
脊柱管狭窄症の特徴
脊柱管狭窄症の、主な症状は、
- 5分くらい歩くとお尻からふくらはぎやすねが痛くなる
- 歩いていると足が前に出づらくなる
- 少し座っているとまた歩ける(間欠性跛行)
- 少し前かがみがラク
- おしっこが出にくい、残尿感がある(すぐに病院へ)
などの特徴あります。
狭窄具合で症状の程度がありますが、その原因は限られています。
脊柱管狭窄症の原因
- 重心のかたより
- 骨盤部の傾き
- 前かがみが多い
- 顔の位置が前に行っている
- 肩甲骨の硬さ
- 股関節の硬さ
- 足首の硬さ
以上の要因で、
- 背骨の動きが悪くなる
- 背骨の椎体(背骨の胴体部)がつぶれてくる
- 背骨と背骨の間が狭くなる
- 狭くなることで背骨周りの靭帯組織がたわんで神経を圧迫してくる
- 圧迫されている箇所で、神経が半固定状態になる
- その上で、筋肉の動きが出てきて、神経が引っ張られることで、痛みが出る。
神経は、基本圧迫には強いですが、引っ張られることには弱いです。
つまり、神経が圧迫されている状態で、歩くことで、神経が無理に引っ張られたり、撓んだりしてしまいます。
それが繰り返されることで、神経に余分な電気信号が発生してしまいます。
その余分な神経への負荷と、電気信号が原因で、痛みや痺れが起こってきます。
そこで、お身体の状態を確認しながら、脊柱管狭窄症の原因になっている、
- 重心のかたより
- 骨盤部の傾き
- 前かがみ
- 顔の位置が前に行っている
- 肩甲骨の硬さ
- 股関節の硬さ
- 足首の硬さ
を特定し、筋肉を自然な状態に戻す筋元整体を行い、痛みを解消していきます。
このように、原因に対して的を得た施術であれば短期間で痛みが解消できます。
脊柱管狭窄症のセルフチェック
- 歩くとすぐ、または5分程で痛みが出てくる
- お尻から下に痛みがある
- 前かがみになるとラクになる
- 背筋を伸ばす(後ろに反る動き)と痛い
- 排尿、排便がしづらいことがある
- 60歳以上である
- かかとをつけたまましゃがめない
1.を含み、2つ以上当てはまる場合は、脊柱管狭窄症が原因の可能性が非常に高くなります。
脊柱管狭窄症の方に行う、当院の施術
前かがみがラクということは、体の前側が縮んで伸びない状態で適応しているということです。
前かがみの状態で脊柱管や筋肉が一番慣れているのですが、歩く時や立ちっぱなしの時は背筋を伸ばそうとします。
しかし、前側の筋肉(お腹や股関節)が縮んでいれば体は真っ直ぐに起こしづらくなります。
ですのでまず行うべきは股関節が少しでも動くようになることです。
- まずお腹、骨盤部、股関節にアプローチします
- 次に膝、足部、肩甲骨、首と体が少しでも動けるようにしていきます
- 全身の神経の働きを良くすることも大切
- その方に合ったエクササイズをします
- 日常の座り方・立ち方・歩き方を見直していきます
整体の施術で脊柱管自体が広がるわけではありません。
ですが、筋肉が十分伸び縮み、関節も動くことで、かなり神経のストレスが減ることで痛みが消えていきます。
脊柱管狭窄症を放っておくと前かがみの状態が日常的になり、歩く際に、杖や手押し車が欠かせなくなります。
歩幅も小さくなり、顔はさらに前にいき、行動範囲が狭まるとともに、自信が持てなくなるせいか気持ちまでもふさがってきます。
皆さん口を揃えて
「自分で元気で動けるのが一番だね」
とおっしゃいます。
60代以上の方に多く見られる脊柱管狭窄症ですが、歳だから…と諦めないでしっかりとケアをして欲しいと切に願うばかりです。
脊柱管狭窄症のまとめ
脊柱管狭窄症は程度にもよりますが、適切な処置をすれば早期に痛みは無くなります。
痛いところのマッサージや腰の牽引などでは根本的な解決にはなりません。
*排尿障害などがある場合はまず病院での検査をお勧めします
最近では運動療法での改善例も多く、手術以外でも良くなっていくということも報告されています。
ご自身がどうなっているのか。
どうしたらいいのか。
そして、原因は何だったのか。
ここを自覚して対処することで痛みは戻ってきません。
本来私たちは寝れば良くなります。
しかし、体の癖を放ってあると、寝ても良くならないのです。
痛みが出てきたということは体からのお知らせ(警告)です。
脊柱管狭窄症に限らず、体の痛みは放っておかずに、都度都度対処していくことをお勧めします。
施術院ここからは、神奈川県藤沢市の整体院です
〒252-0802
神奈川県藤沢市高倉967-15
長後駅・いずみ中央駅から、無料で送迎いたします。

当院は、駅から徒歩で約15分ほどの所にあり、場所も住宅地になります。
土地勘の無い方や、電車でお越しの方に、少しでも気軽にご利用していただけるように、無料の送迎サービスを行っています。
それ以外の駅の方も、ご相談ください!
ご予約の際に、お申し付けください!
施術院ここからの、営業時間
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00〜19:00 | 休 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |