自律神経を整えるポイント|湘南台の整体院 施術院ここからブログ
2020/07/24
〜交感神経の2つの特徴〜
自律神経を整えるポイント
《保存版!!これが自律神経を整えるポイント》
〜睡眠から見る交感神経の2つの特徴〜
良い睡眠は、良い覚醒から生まれます。
疲れれば眠たくなって寝る。これがごく自然な睡眠です。
この睡眠が副交感神経が最大限発揮される時です。
この副交感神経を働かせるには、
覚醒を支えている交感神経をいかに働かせることができるか!にかかっています。
交感神経(覚醒)が副交感神経(睡眠など)の働きを決めているのです。
私たちの睡眠は、起床した時から始まっています。
いかに日中を過ごしたか。覚醒していたかが睡眠に反映されるのです。
では良い覚醒とは何なのか?
それは、バランスの取れた覚醒です。
覚醒は自律神経で言うと「交感神経」です。
この交感神経は「闘争・逃走」反応と言われています。
つまり、活動するときに働くのが交感神経です。
交感神経が働く状況は大きく分けて2つあります。
楽しい・嬉しい・楽しみ・興奮など快系の状況。
辛い・痛い・不安・恐怖など苦痛系の状況。
この快系の交感神経では、脳も体も活動してエネルギーを消費します。
例えば、子供がはしゃいで遊んでたと思えばその後すぐに寝てしまうことがあります。
この状態が快系交感神経です。
一方、
苦痛系の交感神経では、脳では危機に備えるために体は身構える状態が続き、
持続的に少しづつエネルギーが使われます。
例えば、いじめを受けて学校にいくのが辛くて辛くて毎日が苦痛で、学校では孤独感を抱えながら寂しく過ごしている。
こういった状況が苦痛系交感神経です。
車に例えれば、
快系交感神経ではしっかりとギアが入り、アクセルを踏んで前進します。
一方、
苦痛系交感神経は、エンジンはかかっているもののギアが入っていないために、
アクセルを踏んでも前に進まない状態です。
快系交感神経では頭も体も十分に動かし、その後は心地よい疲れと共に休息(副交感神経)します。
ですが、
苦痛系交感神経では、頭が常に危機感を覚えているため、体も緊張状態が続きます。
動くエネルギーの使い方ではなく、
「堪える、守る、身構える」といった
緊張感によってエネルギーを使い続けなくてはいけない状態です。
自律神経失調症は苦痛系交感神経によって、
エンジンがなかなか切れずに、
少しずつガソリンが消費されていく状態です。
さらにその状態が続いていくと、
前には進めないけれど、エンジンがかかっているので、ガソリンは消費されていきます。
やがてガソリンが底をついて、車も動かなくなる。
これがうつ状態です。
良い覚醒とは、快系交感神経を働かせることです。
アクセルを踏んで進めるように体も心もギアを入れていきます。
まず、
体を整える(運動・体操・整体など)
そして、
心を整えて快系の心持ちにしていく(カウンセリング・セラピーなど)
大切なことは、
頭ばかりで考えて疲れてしまうのではなく、
体も使ってバランスの取れた覚醒をすることが大切なのです。