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自律神経失調症とうつの関係|神奈川の施術院ここから

2020/03/29

自律神経失調症とうつの関係

《自律神経失調症とうつ》

 

自律神経失調症とうつはどう違うの?

というお話をしていきます。

 

この記事をご覧いただいている方は

ご自身が悩んでいるか、知人が悩んでいるか

という方だと思います。

 

参考になれば幸いです。

 

 

まず、

自律神経失調症は不定愁訴と言って、

色々な症状が出てくるという特徴があります。

 

・睡眠障害

・胃腸障害

・息苦しさ

・めまい感、ふらつき

・動悸

・慢性疲労

・首、肩、背中、腰の慢性的な痛み

・頭痛、頭重感

・手足の冷え、背中のゾクゾク感

・便秘、下痢を繰り返す

・喉の詰まり

・ドライマウス

・ドライアイ

・吐き気

・微熱

・倦怠感、疲労感

・手のひら、足の裏、ワキの発汗

・不整脈

・手足のしびれ

・月経不順、月経痛

 

このような色々な症状が自律神経と関係しています。

 

 

どの症状が出てくるかは、その人で異なります。

 

当院のホームページやブログでも度々お伝えしていますが、

自律神経は脳の状態を体に伝える神経です。

 

 

つまり、

脳がどのように体に信号を伝えるかで症状の出方が変わるのです。

 

 

例えば、睡眠障害は脳が覚醒している状態だと起こります。

脳が落ち着かない、寝ている場合ではないと解釈していれば

自律神経は体に伝えて、体を緊張させます。

 

 

自律神経失調の方の多くに睡眠障害があるのは、

脳が落ち着かない状態、寝ている場合ではない、と

なっているからです。

 

 

このように、胃腸障害や息苦しさもその背景には、

脳がどのように解釈しているか、によってどの症状が

出てくるかが決まります。

 

 

次にうつは、

このような自律神経症状を持ちながらも、

気力体力が底についてしまっている状態です。

 

 

不定愁訴に加えて、

 

ほとんど毎日、もしくは2週間以上にわたって、

 

気分が落ち込んでいる

以前楽しかったものも、興味がなくなり、喜びもしない

・何もする気が起きない

・食欲の増減、体重の増減が激しい

・眠れない、寝すぎる

・動作の鈍さ、イライラ、落ち着かない状態

・自分を責める

・集中できない、考えがまとまらない

・自分を傷つけたり、死を考える

 

この9つのうち◎を含み5つ当てはまることで、

うつという診断基準とされています。

 

この二つの症状はとても関連があります。

 

 

自律神経失調症は、まだ体力がある状態ですが、

その体力が底尽きた時、うつへと進みます。

 

つまり、順番にすると、

自律神経失調になり、

さらに負担がかかると、

うつになる、ということです。

 

ただし例外としては、伴侶の死やペットの死など、喪失感に見舞われたときには、

一気に気力体力が低下をし、うつ状態になることがあります。

 

 

うつを予防するには、

自律神経失調状態を見逃さずにその時にケアをすることが大切です。

 

一度うつになると、気力体力の低下が起きているので、時間がかかることが多いのです。

 

あれ、最近なんか調子がおかしいな、という体の変調をあまり放って置かない

方がいいのです。

 

 

また、うつは体の問題と心の偏りが起きているので、

体を整える事心を整える事、双方からのアプローチが有効です。

 

 

うつの再発率が高いのは、このどちらか、もしくはどちらも

以前と同じような状態のままで、またストレスがかかってきてしまうからです。

 

 

当院でも、休職をして復職をする方がいますが、

休職を重ねれば重ねるほど、自分に自信が持てなくなります。

ですので、復職にはとても慎重にサポートをしています。

 

 

出来れば、うつになる手前、自律神経症状があるうちに早めにケア

してください。

 

また、うつの方も、ずっとこのままなのでは、と不安に囚われているかもしれません。

体と心、しっかりと整えていく事で快方に向かい始めます。

 

 

それでは、

どうかお大事になさってください。