過呼吸の原因と対策|自律神経施術院ここから
2020/03/24
過呼吸の原因と対策
私が初めてのフルマラソンを走っている時、
20キロ過ぎでトイレで脚を止めてから、
左膝の内側が激痛が走り、以降まともに走れなくなってしまいました。
猛烈な痛みと膝の怖さと完走できない不安とで、
頭の中は、「ヤバいっ!ヤバいっ!!ヤバいっ!!!」
とパニック状態になり、呼吸は「ハッ、ハッ、ハッ」と
浅く早い呼吸になっていたのです。
しばらくして、手がしびれ、足を動かすと筋肉がつってしまう状態。
動悸、意識が朦朧、いよいよ脚が前に出なくなって、しゃがみ込んで
しまいました。
完全に過呼吸でした。
この時初めて過呼吸になり、動けない状態を味わいました。
私の例のように過呼吸になる背景として、
「ヤバいっ!!!」があるわけです。
人によって何がどの程度「ヤバい」のかは異なります。
きっと私の場合は、途中でリタイアすればいいや~と
気楽に考えていれば過呼吸になっていなかったでしょう。
「完走しなければ!!」「かっこ悪い」「自分が許せない」など
私の見栄やプライドなどが過呼吸にまで発展させていました。
過呼吸になってしまう方は、
自分の中に「ヤバいっ!!」と
思わせてしまっている何らかの想いがあるのかもしれません。
その時、どんな想いを持った自分がいたのかを丁寧に洗い出してみると、
あっ、自分はこういう思いがあるからヤバいっ!と
思うんだな、と自分を知ることができます。
たくさんの自分の特徴を知っていると、
原因、正体を知ってしまっているので、
どこか冷静な自分がいるので、
そもそもヤバいっ!とはならなくなってしまいます。
もちろん過呼吸にはなりにくくなってしまいます。
また、こういった心理的なことだけでなく、
体が元々呼吸がしにくい状態であれば、
少しのストレスで過呼吸になりやすくなってしまうので、
体から十分に呼吸できる状態を作ってあげることも大切です。
胸郭や背骨、お腹、股関節、首、頭蓋骨などがかたまって
緊張していると呼吸はしづらくなります。
心も体も緩めて整えることが大切です。
それでは、
お大事になさってください。